ブログ仲間から、私のピッキングが強いので憧れるというコメントをいただきました。
その返事を書き始めたのですが、長くなりそうなので、ブログ記事に載せようと思います。

最初に断っておきますが、私は演奏が上手ではありません。
むしろ下手な方だと思っています。
ミスだらけの演奏動画を見れば、それは一目瞭然で分かることです…。
そんな私の体験談です。

じつはフィンガーピッキング(ストロークではなくて、アルペジオですね)を始めた当初、
私もピッキングがかなり弱かったので、
それを補強する意味で小指をボディに立てて弾いていました。
こうすることによって、力強く弾くとぶれがちな右手を、
小指がしっかりと受け止めてくれるので、スリーフィンガーなどを弾く際は、
とてもありがたいフォームとして、すいぶん長い間、このフォームのお世話になっていました。
今思い返してみても、歌伴奏だけなら小指立てフォームで十分役目を果たせたと思います。

しかし、ソロギターを弾くようになって、事態は一変しました。
小指立ては、スリーフィンガーの動きには対応できても、
ソロギターを弾くくらい右手の挙動が激しくなってくると、
ボディに固定してることがかえって仇となり、右手の動きの自由を奪ってしまいます。
それでもむりやり弾きたい方向へ指を動かすものですから、
小指がボディの上で滑べるような状態になっていました。
問題はそれだけに留まらず、しっかりと安定させるために無理やり小指を立てるため、
右手に余計な力みが入りますし。
そして何より、ギターの表板の響きを自ら消しているのと
同じ動作をしていることが一番問題だと感じました。

これじゃいけない!ということで、どうでしょうか?
足かけ2年はかけたでしょうか?
完全に自分のものにするには4年はかかったと思います。
とにかく、小指をボディから離すことに全力を注ぎました。
もちろん、新しいフォームが完成するまでは、まともな演奏なんて出来ません。
それでも頑張ってやり続けました。
とにかく、一瞬でも小指をつけないようにしたのです。

2014-06-01.jpg

そんな努力を重ねていたある日、ふと、とても重要なことに気が付いたのです。
(ギター教室に通っていれば、こんな苦労はしなくても済んだと思います)

「ピッキングが弱いのではなく、手首から腕の固定が出来ていないことが一番の問題」なのだと!

強く弾くと手が動いてしまうから小指を立てたのに!って思いましたか?
小指を立てずに強く弾くと手がぶれてしまうから、
ぶれない程度の力加減で弾くしかないのでしょうか?
どちらも違います。

「強く弾いても手が動かないくらい、しっかりと手首と腕を固定すること」が重要だと気付いたのです。

おそらくギター教本にも書いてあるであろう(私は教本を持っていませんけど)基本的なフォームです。
これ、正に「言うは易く行うは難し」です。
ピッキングを強くするための呪文は、「手首が動かないように、という意識を常に持つこと」これだけです。

弦の張りがいくら強いといっても、指の力で弦を引きちぎれるぐらい、指の力の方が勝っています。
問題は、音楽を奏でる程度の力で弾いても動いてしまう手首です。
ためしに手首を固定する意識を持って弾いてみてください。
よほど強く弾かない限り手首が動くことはないと思います。
それを無意識にできるようになるまで、右手に意識をもって練習すれば良いのです。
最初は大変ですけど、自然と身につきますから、焦らずに挑戦してみてはどうでしょうか?

結論を聞いてガッカリされた方もいるかな?
これが私の体験したことでした。